南郷アートプロジェクト

オープンアトリエ

会 期
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南郷の芸術家たちに会いに行く

南郷で活動する2人の芸術家のアトリエを特別公開。

●洋画家・漆畑幸男・アトリエ公開
自宅兼アトリエをバスツアーで特別公開。

●切り絵作家・大西幹夫 オープンアトリエ 
小粋なアトリエ「小三郎」と作品を公開するオープンアトリエデー。


自然豊かで、都会の喧騒とは無縁の南郷。アーティストが作品制作に集中するにはもってこいの環境だ。ここには、二人の作家がアトリエを構えている。一人は、洋画家の漆畑幸男、もう一人は切り絵作家の大西幹夫である。

めったに入ることができない作家のアトリエを見てもらおうと、二人のアトリエを見学できるバスツアーに加え、大西のアトリエは、芸術祭期間中の毎週日曜日にオープンアトリエを行った。

漆畑は自宅の一角にある小屋の2階をアトリエにしており、スペース内にある膨大な作品数に圧倒される。また、自宅にもこれまで描いた絵が飾られており、絵が暮らしのなかに自然に溶け込んでいる様子を垣間見ることができる。


中野地区の奥まった場所に建つ大西のアトリエは、もともとの屋号にちなみ「小三郎」と名づけられている。ここ自体が、大西がこつこつと改修した「作品」であり、赴きのある古民家には、切り絵、ガラス細工、木工など、これまで作りためてきた作品が所狭しと並んでいる。


普段、美術館やギャラリーで目にするのは完成された作品であって、その過程を知ることはなかなかできないが、作家のアトリエでは、自分の限界に挑むように細かく刻まれた文様や、カレンダーや新聞に書かれたラフスケッチなど、日常的に創作活動が行われている痕跡を見ることができる。また、作家と会って話し、その人柄を感じることで見えてくる新たな作品の世界がある。日々の暮らしの中にある「作品の芽」と、作家の生き様が重なった先に、作品が生まれてくることを、この場所が教えてくれるのだ。

概要

名 称
①洋画家・漆畑幸男・アトリエ公開 
②切り絵作家・大西幹夫 オープンアトリエ
日 程
①2018年10月20日(土) 
②2018年10月21日(日)、10月28日(日)、11月4日(日)、11月11日(日)10:00~16:00 
場 所
①非公開(ツアーのみ見学可能)
②アトリエ小三郎
アーティスト
漆畑幸男(洋画家)、大西幹夫(切り絵作家)

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