南郷アートプロジェクト

なんごうプレゼンテーション

会 期
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南郷の資源に着想を得た、地域を魅せるプラン展

「南郷」という地域の可能性を探り、「ここにしかない」魅力を発信する取組みとして、地域資源や風景、暮らしを紹介する映像と写真を展示。


自然が豊か、食べ物がおいしい、人があったかい…。南郷を表すこれらの言葉は、実はたいていの田舎に当てはまってしまう。日本全国広しといえども、それだけで注目をあつめるような特徴を持つ地域はそこまで多くない。そんなありふれた田舎の一つである南郷地域の魅力をどのように発信し、南郷のファンを増やしていくかということを考えるなかで立ち上がったのが「なんごうプレゼンテーション」である。


今回は、これまで南郷アートプロジェクトのアートディレクションを担当してきた種市一寛と一緒に、南郷のありのままの魅力を凝縮したスペシャルムービーをつくり、ウェブで発信した。また、八戸ブックセンターと南郷文化ホールの2会場では、地域資源や風景、日常の暮らしを写真やパネルで紹介する展示も行った。


「なんごうカルタ」の写真も担当している、写真家の蜂屋雄士が撮影し、今回はある家族が南郷で過ごす1日を映像に残した。始まりは南郷の不習岳のピクニックから。展望台から世増ダムを眺め、道端にある湧き水でのどを潤し、焼きたての南部せんべいを食べ、牧場で馬と触れ合い…。


祭りや伝統行事のような特別なことは出てこないが、誰かとここで過ごす何気ない日常の風景や、青々とした田んぼが鮮やかな島守の空撮の美しさに目を奪われる。この芸術祭のために作られた海北大輔(LOST IN TIME)のオリジナルソング『ただ抱きしめて』が冒頭にある、「どこにでもあるようで、ここにしかない」風景。それが南郷の一番の魅力なのだ。

概要

名 称
なんごうプレゼンテーション
日 程
①2018 年10月6日(土)〜10/21(日) 10:00〜20:00 ※火曜を除く
②2018 年10月26(金)〜11月11日(日) 9:00〜17:00 ※月曜を除く
場 所
①八戸ブックセンター ②八戸市南郷文化ホール
ディレクション
種市一寛(アートディレクター)

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